オーストラリアのホームステイでバスタオルは必要?

オーストラリアでホームステイを予定している方にとって、意外と迷いやすいのが「バスタオルは持っていくべき?」という問題です。

毎日使う必需品でありながら、かさばる荷物でもあるため、ホームステイ先が用意してくれるのか、それとも自分で準備すべきなのか、不安に感じる方も多いでしょう。

この記事では、オーストラリアのホームステイにおけるバスタオル事情を分かりやすく詳しく解説します。

オーストラリアのホームステイにバスタオルは持っていくべき?

結論から言うと、バスタオル(もしくはフェイスタオル)は最低1枚、ご自身で持っていくことをおすすめします

オーストラリアのほとんどのホームステイがバスタオルを用意してくれますが、必ずしも「毎日清潔なものを使わせてもらえる」とは限りません。

「数日に1度の交換」というケースも多いため、初日から快適にホームステイをスタートさせるためにも、最低1枚は持参することをおすすめします。

さらに、使い慣れたタオルは気分的にもリラックスできるもの。快適さや安心感を求める方は、日本で使っていたバスタオルの持参をおすすめします。

バスタオルを持参すべき理由

  • ホストファミリーによってバスタオルの交換頻度や洗濯ルールが異なる。
  • 清潔感や肌ざわりなど、自分で選んだものの方が快適。
  • 持参すれば、初日から気兼ねなく使える。

渡航前にホストファミリーに確認できるのがベストですが、ホームステイでの快適さを重視するなら、バスタオルは持っていくのが安心です。

ホストファミリーにバスタオルを借りたい場合は、以下のように英語で聞いてみましょう。

Is it possible to borrow a bath towel? バスタオルを借りられますか?
I’d like to borrow a bath towel. バスタオルを貸していただきたいです。

ホームステイにバスタオルは何枚必要?

ホームステイに必要なタオルの枚数と選び方

ホームステイの期間や生活スタイルによって必要なタオルの枚数は変わりますが、目安としては「バスタオル2枚+フェイスタオル1〜2枚」が理想です。

バスタオル:2枚

  • 1枚を使用中に、もう1枚を洗濯・乾燥することでローテーションできます。
  • オーストラリアは乾燥機がない家庭も多く、天候次第で乾きにくいこともあるため予備が必要です。

フェイスタオル:1~2枚

  • 洗顔や手拭き、汗をかく季節の外出時にも重宝します。
  • 小さく乾きやすいため、数枚持っておくと安心です。

バスタオル選びのポイント:

ポイント詳細
素材はマイクロファイバーまたは薄手のコットン吸水性・速乾性を重視するならマイクロファイバー。肌触り重視なら薄手コットンがおすすめ。マイクロファイバーは特に軽くてコンパクトなので留学・ワーホリの方に人気です。
小さめサイズを選ぶ標準サイズは60×120cmですが、50×100cm程度のミニバスタオルでも十分。荷物を減らせます。
耐久性も重視留学やワーホリでホームステイ中は、バスタオルの使用・洗濯頻度が高いため、色落ちしにくく丈夫な素材を選ぶのが◎。
ビーチタオルを兼用オーストラリアで海に行く機会が多い方は、ビーチタオルをバスタオルとして兼用することで、タオルの枚数を減らすことができます。

機能性やサイズ感を両立させ、使いやすく荷物にならないものを選びましょう。

バスタオルをコンパクトにパッキングする方法

持ち物の中でもバスタオルはかさばりがち。

以下のような方法でスーツケース内のスペースを有効活用しましょう。

  1. 圧縮袋を使用する
  • 旅行用圧縮袋やジップロックで空気を抜くと、ぺたんこに圧縮可能。
  • 圧縮袋は100円ショップや無印良品でも入手できます。
  1. 丸めてパッキング
  • タオルを折りたたむ代わりに、筒状に丸めるとスペースを節約できます。

タオルを広げ、端からきつく巻き、ゴムバンドで固定するとさらにコンパクトになります。

  1. マイクロファイバータオルを選ぶ
  • 通常のタオルよりも軽量なので、移動の多い留学・ワーホリの方におすすめです。
  1. 緩衝材として活用
  • スーツケース内の壊れやすい物を包んだり、すき間に差し込むように収納すれば、中のものを保護できる上にスペースの無駄もありません。

重くなりすぎないよう、必要最小限にしつつ使いまわせるような工夫が大切です。

ホームステイでのバスタオルの交換頻度と洗濯方法

節水文化が根付いているオーストラリアでは、週1~2回程度の洗濯が一般的です。

バスタオルの交換頻度の目安:

  • バスタオルは、2〜3回使用した後に洗うのがオーストラリアの一般的な感覚です。毎日新しいタオルを使う習慣はあまりないことを事前に認識しておきましょう。
  • ただし、夏場や汗をかきやすい時期は衛生面を考慮し、バスタオルの交換頻度を多めにするのが理想です。
  • 洗濯機の利用回数が制限されている場合は、必要に応じて自分で手洗いするのもひとつの方法です。

ホストファミリーに確認するときは、以下のように質問できます。

  • “How often could I change my bath towel?”

(どのくらいの頻度でバスタオルを交換できますか?)

  • “How often could I wash my bath towel?”

(どのくらいの頻度でバスタオルを洗濯できますか?)

バスタオルの洗濯方法について:

ほとんどのホームステイ先で洗濯機を使わせてもらえますが、次の点には注意が必要です。

  • ホストファミリーごとに洗濯ルールが異なるため、洗濯機の使用可能な曜日・時間帯などを確認しましょう。
  • 洗剤はホストが用意してくれることが多いですが、自分用に購入が必要な場合もあるので、確認が安心です。
  • 乾燥方法は主に天日干しです。オーストラリアは空気が乾燥しているため、よく晴れた日なら短時間で乾きます。
  • 乾燥機がない家庭も多いので、速乾性のあるバスタオルが非常に役立ちます。

「いつ洗濯機を使用していいのか」をホストファミリーに聞きたいときは、以下のように尋ねてみましょう。

Could you let me know when is the best time to use the washing machine? 洗濯機を使ってもいいベストなタイミングを教えていただけますか?(丁寧)
Is there a good time for me to use the washing machine? 洗濯機を使ってもいいベストな時間ってありますか?(カジュアル)

オーストラリアでバスタオルが買えるお店

「バスタオルは荷物になるから、現地で購入したい」と考えている方のために、バスタオルが手軽に購入できるお店を以下に紹介します。

主な店舗と価格帯

店名特徴価格帯
Kmart(ケーマート)大型量販店。生活用品が安い。$5〜$15
Target(ターゲット)品質も重視したい人向け。$10〜$25
Big W((ビッグ・ダブリュー)広い品ぞろえ。店舗多数。$8〜$20
Woolworths(ウールワース)/ Coles(コールス)食料品スーパーだが、タオルを置いている店舗もある。$5〜

バスタオルはオーストラリアの方がサイズが大きくて重たい傾向にあるため、あくまで予備や現地用として考えるのが◎。

日本製のコンパクトさや肌ざわりに慣れている方は、渡航時に自分で持っていく方が安心で快適です。

まとめ

オーストラリアでのホームステイにおいて、バスタオルは持っていくのが安心です。

枚数はバスタオル2枚+フェイスタオル1〜2枚が目安。速乾性の素材を選び、圧縮袋などを使って賢くパッキングしましょう。

「現地で買おう」と思っている方も、日本のタオルはサイズも小ぶりで使いやすく品質も良いため、持参がおすすめです。

この記事を参考に、ストレスなく快適なホームステイ生活をスタートしてください!

オーストラリアのホームステイでシャンプーはどうする?

オーストラリアへの留学やワーホリでホームステイをする際、意外と話題に上がるのがシャンプー事情。

本記事では、オーストラリアでホームステイを予定している日本人の方に向けて、シャンプーの準備や現地での購入方法、シャワー事情、ヘアケア対策まで、実用的な情報をまとめてご紹介します。

オーストラリアのホームステイにシャンプーは持参すべき?

結論から言えば、日本で使い慣れたシャンプーを持っていくのが安心です。

特に、髪質や頭皮の敏感さにこだわりがある方は、少量であっても自分に合った日本のシャンプー持っていくのが無難です。

その理由を以下に詳しく説明します。

なぜシャンプーを持参するべきか?

  1. 気候の影響

オーストラリアは日本に比べて湿度が低く、特に内陸部や乾燥した季節には髪が乾燥しやすくなります。

特に乾燥に敏感な方は、適切なシャンプーで保護することが重要です。日本のシャンプーは、日本人の髪の保湿を重視した成分が含まれており、乾燥対策に適しています。

  1. ホームステイ先の状況

ホームステイ先で提供されるシャンプーは、ホストファミリーの髪質にあったものをおいているケースがほとんどなので、日本人の髪質に合いづらいものが用意されている場合があります。

そのため、自分の髪質に合ったシャンプーを持参することで、安心してヘアケを続けられます。

  1. 水質の違い

オーストラリアの多くの地域では硬水が一般的で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。

硬水は、髪のキューティクルを傷つけ、乾燥やパサつきを引き起こすことがあります。

そのため、日本人の髪の保湿に特化したシャンプーの利用をおすすめしますが、日本のシャンプーは、軟水に最適化されている場合が多く、硬水に対応した成分が含まれていないことがある、という点への注意が必要です。

シャンプーを持参する際のポイント

ポイント詳細
トラベルサイズを選ぶ手荷物として持っていく場合は、航空会社の液体持ち込み制限(100ml以下)を考慮し、トラベルサイズのシャンプーを持参しましょう。
漏れ防止対策ジップロックや密封容器に入れて、荷物の中で漏れないように注意しましょう。
現地調達の準備長期間滞在する場合は、現地で購入可能なシャンプーを事前にリサーチしておくと安心です(後述)。

1週間以上の滞在であれば、最低でも数日分のシャンプーは準備しておくと安心です。

ホームステイ先でシャンプーは借りられる?

ホームステイ先でシャンプーを借りられるかどうかは、ホストファミリーによって異なりますが、一般的には貸してもらえることが多いです。
ただし、借りる際にはいくつか注意すべきポイントがあります。

シャンプーを借りる場合の注意点

オーストラリアのシャンプーは、硬水でもしっかり洗えるように洗浄力が強めに作られていることが多く、使用感が日本のシャンプーと大きく異なる場合があります。
頭皮や髪の油分を必要以上に取り除いてしまい、乾燥やかゆみが出やすくなることもあります。

特に髪が細い・乾燥しやすい、カラーやパーマをしている方は、ホストファミリーのシャンプーが合わず、髪の痛みを感じる可能性があります。
短期滞在であれば問題ないことも多いですが、1ヶ月以上の長期滞在の場合は、なるべく自分に合ったシャンプーを持参するか、現地で購入するのが安心です。

シャンプーを借りるときのマナー

ホームステイ先でホストのシャンプーを借りる場合は、以下のマナーを守りましょう:

  • 事前に許可を得る
    「シャンプーを使ってもいいですか?」と、きちんと確認しましょう。
  • 使う量は控えめに
    適切な量を使うよう心がけましょう。頻繁に使う場合は、自分専用のシャンプーを用意するのがスマートです。
  • 感謝の気持ちを伝える
    使用後には「ありがとう」とお礼を伝えることで、良好な関係を築くことができます。

シャンプーを使ってよいか確認する際は、以下のように丁寧に尋ねてみましょう:

Is it okay if I use the shampoo in the bathroom? バスルームのシャンプーを使ってもいいですか?
May I use the shampoo in the bathroom? バスルームのシャンプーを使ってもいいですか?(少々フォーマル)

このように一言添えるだけで、ホストファミリーとの信頼関係がぐっと良くなります。

オーストラリアのシャワー事情については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

///////////////////////////

オーストラリアで買えるおすすめのシャンプー

シャンプー画像特徴


OGX 
Argan Oil of Morocco
アルガンオイル配合で、髪にツヤと潤いを与えてくれます。容器が比較的小さく、持ち運びやすいところもおすすめです。


PANTENE
Daily Moisture Renewal Shampoo
プロビタミンB5配合で、髪の内側から潤いを補給してくれます。PANTENEは日本でもなじみがあるブランドなので、手に取りやすいです。


Herbal Essences
Hello Hydration Deeply Moisturizing Shampoo
潤いを与えながら、ヘアカラーもキープしてくれる優れもののシャンプーです。


TRESemmé 
Rich Moisture Shampoo
しっとりとした髪に洗いあげてくれるシャンプー。大容量なので、コスパがいい点もおすすめです。

購入時の注意点

  • オーストラリアでは、硬水でも泡立ちが良く、保湿力の高いシャンプーを選ぶのがおすすめです。
  • 日本と比べて大容量タイプが多く販売されていますが、価格が安いからといっていきなり大容量を購入するのは避けたほうが無難です。

まずはトラベルサイズや少量サイズで試してから、自分に合うか確認してから購入すると安心です。

店頭で定員さんに保湿系のシャンプーがどれか聞きたいときは、以下のように聞いてみましょう。

Do you have any moisturizing shampoos for dry hair? 乾燥した髪のための、保湿シャンプーはありますか?
Could you recommend a moisturizing shampoo for dry hair? 乾燥した髪のための、保湿シャンプーでおすすめはありますか?(より丁寧)

オーストラリアでホームステイ中のヘアケア対策

オーストラリアの環境で髪を健康に保つためには、シャンプー選びだけでなく、トータルなヘアケア対策が重要です。

ここでは、日本人向けの実践的なヘアケア対策をご紹介します。

  1. 保湿ケアを徹底しよう
  • コンディショナーは必須

シャンプー後にコンディショナー(リンス)やトリートメントを使用し、髪の水分を閉じ込めましょう。

  • ヘアオイルの活用

アルガンオイルやマカダミアオイルなどのヘアオイルを少量、毛先になじませると乾燥対策に効果的です。

  1. オーストラリアの硬水対策
  • フィルター付きシャワーヘッドを検討

ホームステイ先で許可が得られる場合、硬水を軟水に近づけるフィルター付きのシャワーヘッドを設置することで、髪と頭皮への負担が軽減されます。

  • すすぎは丁寧に

硬水は泡が残りやすいため、短時間でもしっかりすすぐことを心がけましょう。

  1. シャワー後の正しいケア
  • タオルドライをしっかり行う

髪を乾かす工程で一番重要なのが、タオルドライ。毛先だけでなく、頭皮から水分をしっかり拭き取る意識で行いましょう。

  • ドライヤーは必ず使う

濡れた髪を放置すると、ダメージの原因になります。普段ドライヤーを使わない方も、オーストラリアではしっかりと乾かすことでダメージを防げます。

  1. 紫外線・乾燥対策も忘れずに
  • 帽子やUVスプレーで紫外線をカット

オーストラリアの強い紫外線は髪を乾燥させます。外出時は帽子やUVスプレーで保護することをおすすめします。

  • 加湿器で乾燥対策

ホームステイ先の部屋が乾燥している場合、小型加湿器を持ち込むのもおすすめ。髪だけでなく、肌の乾燥防止にも役立ちます。

まとめ

オーストラリアのホームステイでは、水質や気候の違いから、髪や頭皮に負担がかかることがあります。

そのため、シャンプーを自分に合ったものにするだけでも快適さが大きく変わります。

特に長期滞在を予定している方や、髪や頭皮が敏感な方は、しっかり準備と心がけをすることが大切です。

そうすることで、オーストラリアでのホームステイ生活をより快適に過ごすことができるでしょう。

オーストラリアのホームステイでのシャワー事情

オーストラリアへの留学やワーホリでホームステイを選ぶ方は多いですが、日本と異なる生活習慣の中で戸惑うことも少なくありません。

その一つが「シャワー」に関するマナーやルールです。

今回は、オーストラリアのホームステイで知っておくべきシャワー事情を詳しく解説します。

ホームステイ中のシャワーの頻度はどれくらい?

日本では毎日お風呂に入るのが一般的ですが、オーストラリアのホームステイでは、地域によっては水不足が深刻なため、シャワーの頻度や使い方に配慮が求められる場合があります。

とはいえ、一般的なオーストラリアの家庭では「1日1回シャワーを浴びる」ことが基本的な習慣です。

オーストラリアは空気が乾燥しており、日本の夏のように汗をかいてべたつく日が比較的少ないため、毎日シャワーを浴びなくても不快に感じにくい環境と言えます。

そのため、ホストファミリーによっては「シャワーは2日に1回で十分」という考え方や、「髪の毛は3日に1回しか洗わない」といった習慣を持つ家庭もあります。

こうした文化の違いに戸惑う方も多いかもしれませんが、不安な場合は、初日に「毎日シャワーを浴びても大丈夫ですか?」とホストファミリーに確認しておくと安心です。

以下のような英語表現を使うと丁寧に聞くことができます。:

Is it okay to take a shower every day? 毎日シャワーを浴びても大丈夫ですか?
How often do you take a shower? どのくらいの頻度でシャワーを浴びますか?

また、運動やアウトドアで汗をかいた日は、ホストに一言断ってから追加でシャワーを使わせてもらうことも可能です。

ただし、節水意識の高い家庭では、シャワーの回数をできるだけ抑えるようにお願いされることもあります。

そのような場合は、ホストファミリーの方針に合わせながら、柔軟に、かつ丁寧なコミュニケーションを心がけることが大切です。

ちなみにオーストラリアの水事情に関しては、以下の記事で詳しく解説しております。

////////////////

ホームステイ中のシャワー、ベストな時間帯は?

シャワーを浴びる時間帯は、ホストファミリーのスケジュールや生活リズムに合わせることが基本です。

多くのオーストラリアの家庭では、夕方から夜(18時〜21時頃)にシャワーを浴びる人が多い傾向があります。

特に、仕事や学校から帰宅した後にシャワーを浴びるのが一般的です。

一方で、朝に運動をしたりジムに通う人は、朝シャワーを浴びることもあります。

つまり、一概に「この時間が正解」とは言えず、家庭ごとのルールやライフスタイルによって違いがあるのです。

オーストラリアの住宅ではタンク式の給湯器を使用している家庭もあります。

家族全員が同じ時間帯にシャワーを浴びると、途中でお湯が出ない状況「お湯切れ」が発生することがあります。

特に冬場は、冷たいシャワーが出たり、ぬるくなることもあるので注意が必要です。

また、夜遅く(22時以降)のシャワーは避けたほうがよいとされる家庭も少なくありません。

その理由としては、

  • 水の音が響く
  • 小さな子どもが寝ている
  • 他の家族やゲストの就寝時間を妨げる

このように、家庭ごとに習慣が異なるため、いつシャワーを使ってよいかをホストファミリーに確認するのが安心です。

ホストファミリーと自然にコミュニケーションを取るために、以下のようなフレーズを使ってシャワーの時間に関するルールを聞いてみましょう。:

What’s a good time for me to take a shower? シャワーを使ってもいい時間帯はいつですか?
Are there any times I should avoid using the shower? シャワーを使わない方がいい時間帯はありますか?

こうした丁寧な聞き方をすることで、ホストファミリーにも良い印象を与えられますし、トラブルも防げます。

シャワーは朝浴びてもOK?

実際オーストラリアでは、朝にジムやランニングなどの運動をした後にシャワーを浴びる習慣のある人も多く、朝シャワーは決して珍しいことではありません。

そのため、基本的には朝シャワーを浴びてもOKな家庭が多いのですが、いくつか注意すべきポイントがあります。

オーストラリアは、トイレや洗面台がバスルームやシャワールームと同じエリアにある家庭が多く、朝の出勤・通学前の時間帯はバスルームが混み合いやすいです。

特に、子供がいる家庭や朝から出勤する人が多い家庭では、この時間帯のバスルームは慌ただしいことが多いです。

どうしても朝にシャワーを浴びたい場合は、家族の起床前、たとえば早朝6時前などに済ませるのが無難です。

ただし、その時間帯でも「音がうるさい」と感じるホストもいるため、事前の確認はマストです。

シャワーのタイミングについては、以下のような英語フレーズで聞いてみましょう:

Is it okay if I take a shower in the morning? 朝にシャワーを浴びても大丈夫ですか?
When do you usually use the bathroom in the morning? 朝は何時頃バスルームを使いますか?

こうした一言が、ホームステイ先での良好な関係作りにもつながります。

もしホストファミリーから「朝のシャワーは避けてほしい」と言われた場合は、できるだけそのルールに従いましょう。

特に、朝にシャワーを浴びなければならない特別な理由がない場合は、夕方や夜に切り替える柔軟性を持つことが、ホームステイ生活を円滑に進めるコツです。

ホームステイのシャワー時間は何分が目安?

オーストラリアでホームステイをする際に、多くの人が気になるのが「シャワー時間はどれくらいが適切か?」という点です。

結論から言うと、オーストラリアのホームステイのシャワー時間は、基本的に5〜10分以内が目安とされています。

オーストラリアは水資源が貴重な国であり、節水は多くの家庭で意識されています。

長時間のシャワーは水道代や光熱費の負担だけでなく、節水の妨げにもなるため、ホストファミリーから短時間のシャワーをお願いされることが多いです。

ホームステイ先によっては、シャワールームに「5分以内にシャワーを終えてください」と書かれたサインがある場合もあります。

日本では、20〜30分かけてゆっくりシャワーを浴びたり、湯船に浸かるのが一般的なため、それに慣れている人にとっては短く感じるかもしれません。

ですが、オーストラリアに滞在中はその文化や習慣を尊重し、水やエネルギーを無駄にしない姿勢が大切にしましょう。

どうしても湯船に浸かりたくなった場合は、ジムのプールに併設されているジャグジーを利用するのも一つの方法です。

現地の暮らしに柔軟に適応しながら、自分なりのリフレッシュ方法を見つけてみましょう。

シャワー時間を短縮するコツ

「10分以内でどうやってシャワーを浴びるの?」と思うかもしれません。

ですが、ちょっとした工夫でシャワー時間はぐっと短縮できます。

以下の方法を参考にしてみましょう。

方法内容
ソープ類を手の届く場所に準備シャワーに入る前に、シャンプーやボディソープなどをすぐ使える位置に置いておきましょう。
泡は一気に洗い流す体や髪を洗っている間は水を止め、すべて洗い終えたら一気に流すことで時間も節水も◎。
シャワー中の行動をシンプルに例えば、顔は洗面台で洗うなど、シャワー以外の場所でできることは分けて行うとシャワー時間を短縮できます。
オールインワン製品を活用リンスインシャンプーやシャンプーとボディーソープが一体になった製品を使うと、洗う手順が減り、時短になります。
ドライシャンプーを使う数日に一度はドライシャンプーを利用することで、シャワーの使用時間を大幅に削減できます。オーストラリアの気候はカラっとしてるので、むしろ2日目のほうがいい具合に髪がしっとりする場合もあります。
シャワーヘッドを変えてみる水圧が強くなるタイプの節水シャワーヘッドに替えることで、シャワーがより快適になることがあります。ただし、シャワーヘッドを交換する際は、必ずホストファミリーに一言確認をとってから使うようにしましょう。
ドライシャンプーを使う数日に一度はドライシャンプーを利用することで、シャワーの使用時間を大幅に削減できます。オーストラリアの気候はカラっとしてるので、むしろ2日目のほうがいい具合に髪がしっとりする場合もあります。

これらの工夫を取り入れれば、短時間のシャワーにも無理なく慣れることができます。

ちなみに、ホームステイ先ではシャンプーやバスタオルを貸してくれることがほとんどですが、オーストラリアは日本と比べて水質やシャンプーの種類が異なるため、髪がきしむことがあります。

気になる方は、日本から使い慣れたシャンプーを持参するか、現地の日本製品を売るスーパーなどで日本のシャンプーを購入するのがおすすめです。

ちなみにオーストラリアのシャンプーに関しては、以下の記事で詳しく解説しております。

////////////////////

シャワーやお風呂でのマナー

オーストラリアでホームステイをする際、家庭によってはルールやマナー、習慣があるため、事前に知っておくと安心です。

髪の毛の処理は必須マナー

日本人の黒髪は、オーストラリアの明るいタイル張りのバスルームでは特に目立ちます。

シャワーを浴びたあと、排水口に髪の毛が残っていないかを必ずチェックし、見つけた場合はティッシュなどで取り除いてごみ箱に捨てるのがマナーです。

ホストファミリーに不快な思いをさせないよう、こうした小さな心配りが信頼関係につながります。

バスルームの使用は短時間で済ます

オーストラリアでは、バスルームにトイレや洗面台が併設されていることが多く、他のゲストや家族が同じ空間を使うことになります。

そのため、バスルームの使用時間はできるだけ短くするのがマナーです。

特に朝や夜などの混雑する時間帯は、長時間の利用を避けましょう。

また、ドライヤーを使う場合も、バスルーム内ではなく自分の部屋で使うなどの配慮が求められます。

こうした小さな気遣いが、ホストファミリーに好印象を与えるポイントになります。

ドライヤーを持っていくときの注意点

オーストラリアの家庭では、ドライヤーを使わず自然乾燥する人も多いため、家にドライヤーが備え付けられていないケースもあります。
そのため、ドライヤーは自分で持参するか、現地で購入する必要があるかもしれません。

日本から持っていく場合は、必ず電圧に注意しましょう。

  • 日本の電圧:100V
  • オーストラリアの電圧:230V前後

海外対応でないドライヤーをそのまま使うと、発火・故障・火災の原因になります。
「100〜240V」などと記載された海外対応製品であることを必ず確認しましょう。

筆者のホームステイ体験談

日本から持ってきたドライヤーをそのまま使い、電源を入れた瞬間、内部が真っ赤になって壊れてしまったことがあります。とても危険なので絶対にやめましょう。

シャワーの操作が複雑なことも

オーストラリアのシャワーは、日本とは操作方法や形が異なる場合があります。

  • 天井からの「レインシャワー」と通常の「ハンドシャワー」
  • カラン(蛇口)との切り替え
  • 温度調整の仕方など

初めて使うと「どうやってシャワーを出すの?」と戸惑うことも珍しくありません。

筆者自身も、オーストラリアのホテルでシャワーの出し方が分からず、カランの水で全身を洗った経験があります…

そうならないように、初めて使う前に確認しておくのが安心です。

以下のような英語フレーズを覚えておくと便利です:

How do I turn on the shower? シャワーはどうやって出しますか?
How do I change the tap to shower? 蛇口からシャワーへの切り替えはどうしますか?

まとめ

オーストラリアのホームステイでは、遠慮せずに丁寧に質問しようとする姿勢がとても大切です。

たとえ英語に自信がなくても、一生懸命伝えようとする気持ちは必ずホストファミリーに伝わります。

また、自分がホストの立場だったら嫌だと感じることは控え、反対にしてもらって嬉しいと感じることは積極的に行うよう心がけましょう。

思いやりと柔軟な姿勢を持って行動すれば、きっと快適で実りあるホームステイ生活を送ることができます。

オーストラリアのホームステイでの水事情

オーストラリアでのホームステイを考えている方にとって、現地の生活で「気をつけること」を事前に知っておくことはとても大切です。

オーストラリアは水資源が貴重な国であり、節水意識が非常に高いことで知られています。そのため、「水の使い方」は日本と大きく異なる場合があります。 

  • 「水道水は飲めるの?」
  • 「シャワーは何分間OK?」
  • 「水不足って本当?」

そんな疑問を持つ方のために、この記事ではオーストラリアの水事情について分かりやすくご紹介します。

オーストラリアの水道水は飲める?

【結論】オーストラリアの水道水は基本的にそのまま飲むことができます。

多くのホームステイ先では、フィルター付きのポットやピッチャーに水を入れて冷蔵庫で冷やしており、日中はそれを水筒やタンブラーに入れて持ち歩くのが一般的です。

ただし、地方や田舎など一部の地域では、水道水の浄化が十分でない場合もあります。現地の人には問題がなくても、日本人の体質に合わないことがあります。

そのため、ホームステイ先の人に事前に水道水が飲めるか確認し、不安がある場合はミネラルウォーターなどの飲料水を利用するのがおすすめです。

日本と同様に、飲料水はスーパーやレストランで購入できます。

スーパーで買う場合は、ボトルのサイズが大きくなるほど安くなる傾向があり、600mLのペットボトルは日本と同じくらいの価格帯の1〜2AUDほどで購入できます。

レストランでペットボトルの飲料水を注文したい場合は、以下のように伝えるとよいでしょう:

Could I have a bottle of water? ボトルの飲料水をいただけますか?
I’d like a bottle of water. ボトルの飲料水をお願いします。
Can I get a bottle of water? ボトルの飲料水をお願いします。(カジュアルな表現)

節水マナー 1: シャワーの時間は短めに

オーストラリアでホームステイをすると、「シャワーは〇分以内にしてくださいね」と言われることがあります。

一般的なシャワー時間の目安は5~10分ですが、特に水を節約している家庭では「5分以内」といった制限があることもあります。

最初は驚くかもしれませんが、これは水道代の節約だけでなく、水資源を守るための習慣として根付いている文化です。

シャワー時間を短縮するコツ

「10分以内でどうやって体を洗えばいいの?」と思うかもしれません。

ですが、ちょっとした工夫でシャワー時間はぐっと短縮できます。

以下の方法を参考にしてみましょう。

方法内容
ソープ類を手の届く場所に準備シャワーに入る前に、シャンプーやボディソープなどをすぐ使える位置に置いておきましょう。
泡は一気に洗い流す体や髪を洗っている間は水を止め、すべて洗い終えたら一気に流すことで時間も節水も◎。
シャワー中の行動をシンプルに例えば、顔は洗面台で洗うなど、シャワー以外の場所でできることは分けて行うとシャワー時間を短縮できます。
オールインワン製品を活用リンスインシャンプーやシャンプーとボディーソープが一体になった製品を使うと、洗う手順が減り、時短になります。
ドライシャンプーを使う数日に一度はドライシャンプーを利用することで、シャワーの使用時間を大幅に削減できます。オーストラリアの気候はカラっとしてるので、むしろ2日目のほうがいい具合に髪がしっとりする場合もあります。

これらの工夫を取り入れれば、短時間のシャワーにも無理なく慣れることができます。

また、日本ではゆっくりお風呂に浸かるのが一般的ですが、オーストラリアの家庭では湯船を使う習慣はほとんどありません。

バスタブはあっても、実際には年に数回しか使わないという家庭も多いです。

バスタイムが恋しくなるかもしれませんが、留学やホームステイ期間中は環境に慣れることも大切です。

ホストファミリーは「節水に協力してくれるゲスト」に対して信頼と安心感を抱きます。

積極的に現地のルールを理解しようとする姿勢が、良好な関係づくりの第一歩です。

ちなみにシャワーに関しては、以下の記事で詳しく解説しております。

/////////

シャワーやお風呂でのマナー

ホームステイ中のシャワーエリアやお風呂で気をつけることを紹介します。

夜遅くのシャワーはホストファミリーや他のゲストに迷惑をかけてしまう可能性があります。

そのため、できるだけ夜10時以降の利用は避けるようにしましょう。

また、日本人の黒髪はオーストラリアの明るいバスルームでは特に目立ちます。

シャワーを浴びたあとには、排水口に残った髪の毛を取り除き、ごみ箱に捨てるなどのちょっとした心がけを大切にしましょう。

オーストラリアでは髪を自然乾燥させる人が多く、ホームステイによってはドライヤーを常備していないこともあります。

そのため、ドライヤーの現地購入や持参が必要になるケースがあります。

日本からドライヤーを持参する場合には、注意が必要です。

必ず製品の電圧表示を確認するようにしましょう。

日本のドライヤーは電圧が100Vのものが主流ですが、オーストラリアの電圧は230V前後のため、「100~240V」と記載された海外対応のものでなければ使用できません。

筆者自身もかつて、日本で使っていたお気に入りのドライヤーをそのまま持ち込み、電源を入れた途端に中が真っ赤になって壊れてしまった経験があります。

※これは非常に危険なため、決して試さないでください。

さらに、オーストラリアの家庭ではバスルームの中にトイレが併設されていることがよくあります。

他の家族やゲストが順番を待っていることもあるため、バスルームの使用はできるだけ短時間で済ませるのが理想です。

ドライヤーを使用する際も、なるべく自分の部屋で使用するなどの配慮を心がけましょう。

節水マナー 2: 洗濯はまとめて行うのが基本

洗濯機は少量で頻繁に回すのではなく、ある程度洗濯物がたまってから週に1~2回ほどまとめて洗うのが一般的です。

洗濯機を利用する際は以下のようなフレーズが参考になります:

Do you mind if I use the washing machine today? 今日、洗濯機を使ってもいいですか?
How often can I use the washing machine? どれくらいの頻度で洗濯機を使っていいですか?

このように、ホストファミリーの生活スタイルに合わせた行動を心がけることで、よりスムーズで快適なホームステイ生活を送ることができます。

節水マナー 3: 蛇口はこまめに閉める習慣を

歯磨きや食器洗いの際には、水を出しっぱなしにせず、必要なときだけ使うようにしましょう。

実際、オーストラリアでは節水意識が非常に高く、食器洗剤で洗った後に食器をすすがず、泡が付いたまま拭き取る家庭もあります。

こうした節水の意識は、家庭だけでなく公共の場にも広がっています。

公園や公共トイレには節水型の蛇口やトイレが設置されており、水が自動で止まる仕組みが一般的です。

このような環境に触れることで、オーストラリアの人がどれほど水を大切にしているかを実感できるでしょう。

節水マナー 4: 庭の水やりは最小限に

特に夏場は水やりに制限がある地域も多く、ホストファミリーも節水に気を配っています。

こうした節水の習慣は、単なるルールではなく、環境への配慮や地域全体で水資源を守る取り組みの一環です。
ホームステイ中は、このような文化を尊重し、ホストファミリーの方針に従うことが大切です。

水不足が深刻なオーストラリア

オーストラリアでは、「水は貴重な資源」という意識が日常生活に深く根付いています。

その背景には、オーストラリアが世界でも有数の乾燥した大陸であるという事実があります。

降雨量が少なく、広大な土地に対して水資源が限られているため、節水は国民全体の習慣として定着しているのです。

ホームステイ先でも、家族から「水を大切にしてね」とお願いされることがあります。

これはオーストラリアではごく一般的なことであり、滞在中はこうした文化の一つとして受け入れておくと良いでしょう。

なぜ水不足が深刻なのか?

オーストラリアでここまで水資源が重視される背景には、次のような理由があります。

  1. 乾燥した気候

オーストラリアと聞くと、美しいビーチや広大な自然を思い浮かべるかもしれませんが、実は大陸の大部分が乾燥した気候帯に属しており、年間を通じて降雨量が非常に少ない地域が広がっています。

特に内陸部では、雨がほとんど降らない年もあり、河川や湖の水位が極端に低下することも珍しくありません。

都市部であっても安定した水供給が難しい地域が数多く存在しています。

  1. 人口集中と水需要の増加

オーストラリアの人口は、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースといった都市部に集中しています。

これらの都市では、人口増加に伴って水の需要も年々増加しており、特に夏場には気温が40℃を超えることもあるため、飲料水や農業用水、工業用水の消費量が一気に跳ね上がります。

しかし、水資源には限りがあるため、そうした需要に対して十分な供給を維持するのは容易ではありません。

その結果、節水や水の再利用が強く求められる社会となっています。

  1. 地下水・ダム水への依存

オーストラリアの多くの地域では、生活用水として地下水やダムの水に依存していますが、干ばつが続くと水位が低下し、節水制限が導入されることもあります。

実際に、庭の水やりや車の洗車が禁止されたり、公共施設の噴水が停止されたりといった措置が取られています。

水を「貴重なもの」として扱う意識を

こうした背景から、家庭でも日常的に節水を意識する暮らしが求められています。

政府や自治体も積極的に節水キャンペーンを展開しており、学校でも幼少期から「水を大切に使おう」という教育がなされています。

そのため、現地の人々は自然と水の使い方に配慮した生活スタイルを身につけているのです。

オーストラリアで生活する上では、水を「当たり前に使えるもの」ではなく、「貴重な資源」として扱う意識への切り替えが重要です。

滞在中にこうした背景を知っておくと、ホストファミリーの節水への姿勢も理解しやすくなります。

「なぜシャワーの時間を短くするよう言われるのか」

「なぜ庭の水やりに制限があるのか」

といった疑問も解消され、よりスムーズに現地の生活に馴染めるはずです。

まとめ

オーストラリアでのホームステイでは、「水は貴重な資源」という意識のもと、節水を心がける生活が求められることがあります。

「気をつけることが多くて大変そう」と感じるかもしれませんが、水を大切に使う姿勢は、ホストファミリーとの信頼関係を築くうえでも非常に大切なポイントです。

オーストラリアでのホームステイは、さまざまな学びや体験に満ちたかけがえのない時間となるはずです。

節水という意識を通じて環境にも貢献しながら、オーストラリアでのホームステイ生活を思いきり楽しんでくださいね。

オーストラリアのホームステイでスリッパはどうする?

オーストラリアでホームステイを予定している方の中には、「スリッパは必要?」「持っていった方がいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

日本では室内でスリッパを履くのが一般的ですが、オーストラリアではその習慣がない家庭も多く、文化や生活スタイルの違いがスリッパひとつにも表れます。だからこそ、事前にきちんと情報を集めておくことが大切です。

この記事では、そんな疑問にお答えしながら、オーストラリアのホームステイにおけるスリッパ事情をわかりやすく解説します。

オーストラリアのホームステイにスリッパは持参する?

結論:スリッパは持参するのがおすすめです。

オーストラリアのホームステイでは、スリッパやルームシューズなどの室内履きを持参することをおすすめします。

理由は以下の通りです。

玄関で靴を脱がない文化

オーストラリアでは、靴を履いたまま生活するホストファミリーも多くいます。特に欧米文化の家庭では、靴のままリビングやキッチンで過ごすのが一般的です。

そのため、日本のように「玄関で靴を脱いでスリッパに履き替える」スタイルは必ずしも浸透していません。

裸足で過ごすホストファミリーも

靴を脱ぐ家庭もありますが、その場合でもスリッパを履かず、裸足で過ごすことがあります。

筆者が以前ホームステイしていた家庭では、玄関で靴を脱ぎ、そのまま裸足で過ごすのが一般的でした。夜になるとスリッパを履いていることもありましたが、基本的にはスリッパを使わない生活に慣れているようでした。

ホストファミリーの子どもたちは一年を通してスリッパを使っておらず、大人も特に夏の暑い時期には裸足で過ごすことが多い印象でした。

寒さ対策にも有効

「オーストラリア=常に暖かい」というイメージがありますが、冬(6〜8月)は室内でも冷える地域が多くあります。特にシドニーやメルボルンでは、セントラルヒーティングがない家も多く、床がフローリングやタイルの場合、朝晩の冷え込みが特に厳しく感じられます。

こうした環境では、スリッパがあると足元の冷えを防ぎ、より快適に過ごすことができます。

ホームステイに持参するスリッパやルームシューズは、以下のポイントを意識して使い勝手のいいものを選びましょう。

特徴詳細
軽量でコンパクトワーホリや留学でスリッパを購入する際は、ホームステイ先の変更や移動も考慮して、折り畳み可能で軽く、荷物になりにくいものが便利です。
足音が響きにくい素材ホストファミリーや他のゲストに迷惑をかけないよう、足音が立ちにくい素材や種類を選びましょう。周囲への配慮に繋がります。
洗える素材室内でも土足のホームステイでは、日本で使用する時よりもスリッパの汚れが目立つことがあります。洗える素材のスリッパを選ぶことで、清潔にホームステイ生活を送れます。

たとえば、機内でも使える折りたたみスリッパをそのままホームステイ先で活用するのもおすすめですし、日本で使うような履き慣れたスリッパを持っていくのも安心感があります。

また、クロックスのようなサンダルタイプを室内履きとして使うのも、洗いやすく、夏はビーチで使えるので便利です。

もちろん現地オーストラリアでもスリッパは手に入ります。

Kmart(ケーマート)」や「BIG W(ビッグ・ダブリュー)」など、手頃な価格で日用品が揃う大型店舗で手軽に購入できます。

もし、渡航前にホストファミリーと連絡を取ることができる場合は、次のように聞いてみるのもよいでしょう。

Do you usually wear slippers at home? 普段、家ではスリッパを履きますか?

BeFamでは、渡航前にホストファミリーとやり取りをすることが可能です。

事前に気になることを聞いておくことで、安心してホームステイを始めることができます。

ちなみに靴全般に関しては、以下の記事で詳しく解説しております。

/////////////////

オーストラリアの玄関でスリッパは借りられる?

日本の家庭では、来客用にきれいなスリッパを用意するケースが一般的ですが、オーストラリアの玄関で「お客様用のスリッパ」を用意しているところは少ない印象です。

仮にホストファミリーが「靴を脱いでください」と言った場合でも、その後にスリッパが出てくることがなく、「そのまま裸足でどうぞ」というスタンスです。

私が初めてオーストラリアでホームステイをした家庭は、本当に温かく迎えてくれる素敵な方たちでした。

到着早々、玄関付近で靴を脱ぐよう案内してくれたのですが、来客用のスリッパは用意されていませんでした。

そのお宅は、床が一面冷たい石のタイル張りで、ちょうど冷え込む時期だったこともあり、靴下だけでは足元の寒さはあまり防げませんでした。

当時、「スリッパを持参する」という発想がまったくなく、そこは盲点だったなと痛感したのを覚えています。

このように、オーストラリアのホームステイでスリッパを借りられることは、ほぼ期待しない方がよいため、自分専用のスリッパを持っていくのが無難です。

「現地で買えばいい」と思うかもしれませんが、着いた初日から必要になるアイテムなので、最初から日本で準備しておくとスムーズです。

特に潔癖気味の方や、足元の冷えに敏感な方にとっては、スリッパを持参することで精神的にも物理的にも大きな安心材料になるでしょう。

ですが、どうしてもスリッパを借りる必要がある場合は以下のように聞いてみましょう。

Do you have any slippers I could borrow? お借りできるスリッパはありますか?

丁寧な言い回しなので、図々しいと感じるホストファミリーは少ないでしょう。

オーストラリアではスリッパや裸足のまま外に出ることも

オーストラリアのホームステイで驚くことの一つに、ホストファミリーや現地の人が裸足や室内履きのまま普通に外に出る光景が挙げられます。

これは、日本の生活習慣に慣れている日本人にとって新鮮に映るかもしれません。

日本では「外に出る=靴を履く」が常識ですし、「室内履きはあくまでも室内で使うもの」という意識が強く根付いています。

しかし、オーストラリアではこの感覚が少し違います。

屋内と屋外の境界がそれほど厳密ではなく、「ちょっとそこまで」なら靴を履かない、という文化が根づいているのです。

近場なら裸足でOK

オーストラリアでは、家の庭や近所の公園、ビーチ沿いのカフェなど、短距離なら裸足で出歩く人が多いです。

特に、ビーチが身近な地域(ゴールドコースト、サンシャインコースト、バイロンベイなど)では、裸足での外出がごく普通のことです。

ホームステイ先でも、ホストファミリーが裸足で庭やガレージに出る姿を見かけるかもしれません。季節にもよりますが、裸足でスーパーに入ったり、子どもが公園で裸足で遊んだりするのも日常の風景として見られます。

スリッパのまま外に出ることも

また、日本ではあまり見かけない文化として、スリッパなどの室内履きを履いたまま、家の外に出ることもあります。

例えば、ゴミ出しや近所の散歩、子供の送迎などで、室内履きのまま外に出るのは珍しくありません。

このような習慣は、日本人にとっては「ちょっとだらしないかな?」と感じてしまうかもしれませんが、オーストラリアでは特に気にされていないどころか、ごく自然なこととして受け入れられています。

オーストラリアの方は、いい意味で細かいことを気にせず、心地よさや実用性を重視する傾向があります。

だからこそ、「靴に履き替えてからじゃないと外に出られない」「室内履きを屋外に持ち出すなんて」といった日本的な感覚にとらわれていないのです。

最初は驚くかもしれませんが、ホームステイを通じてその自由な暮らしぶりを体験することで、「こういう考え方もあるんだな」と新しい価値観を得られるかもしれません。

文化の違いを理解し、無理なく受け入れることが、ホームステイ生活をより楽しむコツと言えるでしょう。

まとめ

オーストラリアのホームステイでは、スリッパを使うかどうかは家庭によってさまざまですが、自分用のスリッパを1足持参しておくことがベストです。

現地では靴のまま家に入る文化もあれば、裸足で過ごすこともあり、日本人の感覚とは異なる点が多くあります。

ホストファミリーに合わせる柔軟性を持ちながらも、自分の快適さと衛生を保つために、スリッパは「あると安心なアイテム」です。

ぜひ荷造りの際は、軽量で洗えるスリッパをスーツケースに入れて、素敵なホームステイを満喫してください!

オーストラリアのホームステイで靴はどうすればいい?

オーストラリアでのホームステイ。期待と不安が入り混じる中で、「家の中で靴は脱ぐの?」という素朴な疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

日本では靴を脱いでから室内に入るのが当たり前ですが、海外ではその常識が通じないこともあります。
特に、オーストラリアは多様な文化背景を持つ国。ホストファミリーの習慣や価値観によって生活スタイルが大きく異なるため、靴の扱いにも違いがあります。

この記事では、オーストラリアでのホームステイを控えた方が安心して現地での生活をスタートできるように、「オーストラリアの靴文化」について解説していきます。

 

オーストラリアの家では靴を脱ぐ?

オーストラリアの多くの家庭では、靴を履いたまま室内で過ごすのが一般的です。

外から帰ってきて、そのまま土足でリビングやキッチンを歩くスタイルの家庭も珍しくなく、日本とは異なる文化に驚く人も多いでしょう。

ただし、すべての家庭がそうというわけではありません。

アジア系の家庭や、清潔さを重視する家庭では、玄関で靴を脱ぐスタイルを取り入れていることもあります。

最近では、靴底についた菌や汚れを気にする家庭も増えてきており、「靴を脱ぐ派」が徐々に広がりつつあるようです。
特に、小さな子どもがいる家庭やペットを飼っている家庭では、衛生面への配慮から、室内では靴を脱ぐというルールを設けているケースも多く見られます。

ホームステイ先によって習慣は異なるため、滞在初日にホストファミリーに確認することが、スムーズなスタートの鍵となります。

【結論】ホストファミリーによって違う

オーストラリアでは、家の中で靴を脱ぐかどうかは「家庭によって異なる」のが実情です。

土足で過ごす家庭もあれば、衛生面を考慮して玄関で靴を脱ぐ家庭もあり、明確なルールがあるわけではありません。
そのため、ホームステイ先に到着したら、最初にホストファミリーに確認しておくのが安心です。

例えば、次のようなフレーズが役立ちます:

Do you usually take your shoes off at home? 家では普段、靴を脱ぎますか?
Should I take my shoes off inside? 家の中では靴を脱いだ方がいいですか?

こうしたひと言を添えるだけで、現地の習慣を尊重する姿勢が伝わり、第一印象がぐっと良くなります。
些細なことのように見えて、ホストファミリーとの信頼関係を築くための大切な第一歩です。

異文化の中で生活するうえで、柔軟な姿勢と相手を思いやる気持ちはとても大切です。

文化の違いを理解し丁寧に対応することが、より快適で充実したホームステイ生活につながっていきます。

オーストラリアの玄関には靴を脱ぐ段差がない

日本の家と大きく異なる点として、オーストラリアの玄関には「段差がない」ことが挙げられます。

日本では、玄関に上がるときに自然と靴を脱ぐ段差があり、靴を置くエリアと生活空間が明確に分かれています。

これに対して、オーストラリアの多くの家では玄関に段差がなく、靴を脱ぐ・置くためのスペースも明確ではないことが多いです。
玄関らしき場所には、ただマットが敷いてあるだけの家庭もあれば、玄関自体が存在しない家もあります。

そのため、仮に靴を脱ぐスタイルの家庭であっても、

  • 靴を脱いだ後にどこに置くか
  • 外で脱ぐのか中で脱ぐのか
  • 脱いだ靴を靴箱にしまうべきか

など、ルールが曖昧であることがあります。
そのような場合は、最初にホストファミリーに尋ねることが大切です。

例えば、次のように質問してみましょう:

Where should I put my shoes? 靴はどこに置いたらいいですか?

特に、リビングにカーペットが敷かれている家庭では、土足で上がることに対して抵抗を感じることもあるかもしれません。

そのため、状況を見て判断せず、必ずホストファミリーに確認することがトラブルを防ぐポイントとなります。

また、家の間取りによっては、靴を脱ぐ場所がリビングの一角に設けられていたり、ベッドルームの前に専用のスペースがあったりと、予想外の場所が指定されることもあります。

こうした場合も、疑問を感じたらすぐに尋ねることで、ホームステイ生活がスムーズに進みます。

なお、オーストラリア留学などで長期滞在する場合、どうしても靴の直置きに抵抗がある方は、簡易的なシューズラックを用意するのもおすすめです。

荷物が増えるというデメリットはありますが、ストレスを減らし快適な環境を作ることは、ホームステイを成功させる大切なポイントです。

コンパクトな靴置きは、「Kmart(ケーマート)」や「BIG W(ビッグ・ダブリュー)」など、日用品を手頃な価格で扱う大型店舗で手軽に購入できます。

スリッパも持参するのがおすすめ 

オーストラリアでのホームステイにあたり、意外と見落とされがちなのが「室内履き」の存在です。

もしホストファミリーの家が靴を脱ぐスタイルだった場合、室内では「裸足か靴下」という家庭も少なくありません。

そんなときにあると便利なのがスリッパやルームシューズです。

オーストラリアの家の床はフローリングやタイルが多く、特に冬場や朝晩など気温が下がる時間帯には、意外にも床が冷たく感じることがあります。冷えた床の上を裸足で歩くのは不快なこともありますので、スリッパの持参をおすすめします。

また、共有スペースを歩く際に足音が響きにくい素材のスリッパを選ぶと、ホストファミリーや他のゲストへの配慮へも繋がります◎

最近では、旅行用に折りたたみできるコンパクトなスリッパや、軽量で持ち運びに便利なタイプも多く販売されています。
こうしたスリッパは荷物の中でもかさばらず、収納が簡単なので、1足持っていると旅行や滞在中に重宝します。

もし日本から持参しない場合でも、現地で購入することは可能です。以下のような日用品を取り扱う大型店舗でスリッパを手に入れることができます。

オーストラリアで靴や室内履きが安く手に入る店舗

店名特徴
Kmart
(ケーマート)
オーストラリア全土に展開している生活雑貨の大型チェーンで、手頃な価格と豊富な品揃えが魅力です。
日用品から衣料品、ちょっとした家具まで何でも揃います。
BIG W
(ビッグ・ダブリュー)
日用品から衣料品、おもちゃ、文房具、本、インテリア雑貨まで、幅広い商品を取り扱う大型チェーン店。
コスパよく生活必需品を揃えるのにピッタリな店舗です。
Target
(ターゲット)
KmartやBIG Wよりはやや価格帯が高めですが、その分デザイン性や品質が高い商品が多く、長く使いたいアイテムを探すのにおすすめです。

また、オーストラリア留学やワーホリでホームステイを予定している方は、現地の生活スタイルに合わせて、さまざまなシーンで代用できる靴を用意しておくと快適に過ごせます。
特にビーチ文化が根付くオーストラリアでは、ホームステイ中、外履きとしても室内履きとしても使えるサンダルやクロックスがおすすめです。

軽量で履きやすく、外で使用したあともさっと水で洗い流せるので、そのままホームステイの室内履きとしても使えてとても便利です。

まとめ

オーストラリアのホームステイでは、「靴を脱ぐかどうか」は家庭によって異なります。

土足で生活する家もあれば、室内では靴を脱ぐスタイルの家もあるため、初日にホストファミリーに確認しておくことが大切です。
また、玄関に段差がなかったり、靴を置く場所が分かりにくいこともあるので、「どこに靴を置けばよいか」も一緒に聞いておくと安心です。

こうしたちょっとした気配りが、ホストファミリーとの信頼関係を築く第一歩になります。
さらに、寒さ対策やマナーの面でも、スリッパやルームシューズの持参はおすすめです。